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2008年9月14日 (日)

初心者プログラマーがマクロを書くために

今の仕事をする前に、プラントの設計をしていました。いい図面を書くためには、同僚が書いた優れた図面を見ることが大切でした。そこには、言葉では伝えられていないノウハウが詰まっていました。設計者としてのキャリアは短いので、設計についていろいろと語ることはできませんが、「優れた図面に触れたことは、自分の設計技術を高めるのに役に立った」と今も思っています。

今は技術翻訳の仕事をしています。前職の経験を意識して、自分が作成したいと思うものがあるときには、優れた先駆者が作成したものを参考にするようにしています。当たり前のことかもしれませんが、そこにはノウハウが詰まっているので、ちょっとまねをするとそれなりの形になるし、自分でゼロから作るよりも質の高いものができることが多いと思っています。なんでも猿真似をして手を抜くというわけではありません。必要なエキスを使わせてもらい、さらにそこから自分の作りたいものに近づける努力をするという意味です。

英語を書くことに慣れてくると、英作文(翻訳ではなく、英作文)がどんどんできてしまうために、そこで満足してしまいがちになると思います(あくまでも、自分の場合ですが)。そうすると、英語が錆びてきます。残念ですが、気づきいてしまいます。

いい英語を書くためには、やっぱりいい英語(特許翻訳でいうのならば、英語圏の大手企業が出願した特許文書の英語。当たりはずれがありますが、ノンネイティブの英語よりは表現が的確だと思いますし、英語の発想に触れることで勉強になります)を読むことが必要だと思います。これはよく言われていることですね。私がいまさら言うことではありません。

なぜ、このように設計者や翻訳者なら知っているようなことをあえて書いたかというと、ワードマクロも同じようなものだと思うからです。ある程度我流でもマクロはかけますが、優れたプログラムを参考にしてアイディアをいただきながら書くと、上達が格段に早いと思っています。

で、今自分がやっていることは何かというと、先駆者が書いたプログラムを読むということです。

国内のワードマクロ解説書が少ないのですが、翻訳にマクロを使いたいと思っている方には、洋書のマクロ解説書がおすすめかもしれません。

あと、洋書の翻訳本もあります。今日は、最近見つけたワードマクロの翻訳本を紹介します。「WORD HACKS」です。アマゾンの紹介にも、表紙にもどこにもマクロ本とは書いてありませんが、実はかなりマニアックなマクロの本です。

マクロの基礎的な解説はありませんが、目的と作用とプログラムが書かれています。他人が書いたプログラムを勉強するにはもってこいの本です。なお、これは翻訳本ですが、使われている図や画面はWinXPとWord2003の日本語版なので、問題なく使えます。

私は、この本の内容全てを理解しようとは思っていません。むしろ、プログラムのいろんなアイディアが載っている参考書として、つまみ読みしています。

使えそうなプログラムを見つけたら、そのプログラムを自分で理解できるまで読むようにしています。理解するためには、実際にワードのVisual Basic Editorに入力して動きを確認するのがいいと思います。そうすると、ワードのヘルプも使えるので便利です。

また、「Wordで実践」の索引からキーワードを検索したり、ほかの洋書(今後少しずつ紹介していきます)の索引を引いたりしてなんとか調べています。みなさんがかつて「辞書や文法書を片手に英語を読んできた」ように、「マクロ本やワードのヘルプでコードの意味を調べながらプログラムを読む」のは、なかなか楽しい作業です。

ぜひお試しください。

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