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2009年6月13日 (土)

英文クレームの連番処理

英文クレームのクレーム番号を連番に書き直すマクロです。

「renban_EN.dot」をダウンロード 「renban_EN_sample_claims.doc」をダウンロード

●作用
英文クレームにおいて、クレームが記載される段落の先頭にクレーム番号があります。

この番号を「任意の数字」から連番にします。

●開発背景
アメリカに出願した特許の中間処理においては、クレームを削除して書き直す場合、同じクレーム番号ではなく、新しいクレーム番号を書き起こす必要があります。

実務上そうしているので、根拠となる法文はよくわからない(失礼)のですが、MPEPでは714(c)あたりになるのでしょうか。

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6/15/2009に根拠を調べました。
こちらをどうぞ。
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PCT出願によりアメリカに国内移行するときに、予備補正で米国書式に書き直します。

そのときにPCT出願したクレームを一旦キャンセルして、新しく書式をととのえたクレームに差し替えることをします。

このときに、例えば1~50のクレームをPCT出願した場合、書き直したクレームの番号は51~100が振られます。

単純にこのようになればいいのですが、実際には多項従属を単項従属に書き換えたりするので項数が多くなることもあります。

そこで、番号を振りなおすのが少し手間なので、今回マクロを作ってみました。

●使い方
1.マクロを登録します。こちらをご参照ください。

2.Renban_en [1, 2, 3]というボタンがツールバーに表示されます。

3.連番にしたいクレーム番号の上の行にカーソルをおきます。

Renban_en_2 サンプルファイル(US4,442,749のクレーム)を開いてください。クレームが4つ記載されています。

左の画像でいうと、クレーム1以降を連番対象としたいので、クレーム1の番号が記載されている行のひとつ上の行にカーソルが置かれています。

4.上記の[1, 2, 3]ボタンをクリックして、開始行を入力します。

Renban_en_3 左の画像のようなインプットボックスが表示されます。

今あるクレーム番号「1から4」を「5から8」に変えたい場合には、開始番号として「5」を入力します。

5.番号が自動でふられます。

●使用上の注意
クレーム番号として認識するのは以下の文字列です。(130行参照)

"^13([0-9]{1,}).^t"

つまり、改行された直後(つまり行の先頭)に半角の文字列があり、その直後にピリオドがあり、その直後にタブが入っています。

サンプルテキストの書式の場合にクレーム番号として選択されます。ご確認ください。

●工夫
連番対象とする範囲を指定しました。

範囲指定については、こちらの記事に詳細を書きましたのでご参照ください。

以下のように60行から90行に記載しました。

60行で、現在のカーソルの位置をmyStartに格納しています。
この位置が、毎回の検索の開始位置にします。

また70行で現在文書の最後の位置を格納しています。

以前のブログでも記載しましたが、現在文書の最後には改行記号がありますので、「改行記号の一つ前」が、カーソルが移動しうる最終位置となります。

で、Rangeオブジェクトを用いた検索前には、rangeオブジェクトの範囲をSetRangeによって指定します。(80行、90行)

60    myStart = Selection.Start
70    myEnd = ActiveDocument.Range.End - 1
80    Set myRange = Selection.Range
90    myRange.SetRange Start:=myStart, End:=myEnd

●ヒント
連番にする処理には@を使いました。

これは、以前紹介した墨付き括弧内の数字を連番にするマクロと同じ考え方です。

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