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2010年3月 6日 (土)

前回の続き 語学力ゼロで8ヵ国語翻訳できるナゾ どんなビジネスもこの考え方ならうまくいく (書籍紹介)

前回のブログにて、
「語学力ゼロで8ヵ国語翻訳できるナゾ どんなビジネスもこの考え方ならうまくいく」
を紹介したのですが、その続きです。

1回目:「考え方」の本ですね。
2回目:翻訳に関する学び (←今回)
3回目:「道具」について考える
4回目:まとめ 

今回は、翻訳に関するトピックで感想を書いてみました。

▼訳語探し① 事例紹介
書籍にかかれている事例は、翻訳者の方であれば
納得・経験済みのこともあるかもしれません。

訳語の探し方の事例として、P.50~54に「空間格子」
があげられています。

これは面白いですね。
インターネットを用いた訳語探しの醍醐味が味わえます。

私はもともと「イカロス出版の特許翻訳講座」を
通信講座で受講しました。(現在は講座受付終了)

そのテキストの監修をしていたのが本書の著者である
水野さんです。

この講座のテキストには、訳語探しの試行錯誤の過程が
事細かに記されていて、ほかに類を見ない内容でした。

残念ながら「特許翻訳講座」はもう受講することができませんので、
その簡易版として、この「空間格子」の事例をお読みください。

実際に意味を理解したり、訳語を探したりすることの
疑似体験ができます。

私がなんで「Google検索」をしつこくおすすめするのか、
わかっていただけるかも。

→「右クリックでGoogle!マクロ」はこちら
→翻訳にインターネットを使う方法はこちら

▼訳語探し② そこまでするか?
「問題解決のための細分化」として、P.39に以下のように
書かれています。

「ひとつの仕事だけのために特許明細書の50や100は
読まないと先に進めないことなど、日常茶飯事でした。
同様に、専門書(和書と洋書)を何冊も買い込んで読むと
いうのも、当たり前でした。」

「ネイティブも納得の英文を簡単に作る方法」として
P.55に以下のようにさらりとまとめてあります。

「コツは、勉強するのではなく調べて読むこと、訳すのでは
なくて真似をすること、ですね。」

これについて、「?」の方、是非本書をお読みいただいて、
ご自身で体験(実験)をしてみてください。

僕も、水野麻子さんの私塾に通っていた最初の頃は、
水野さんが言っている意味がわかりませんでした。

一つの訳語のために、なぜそんなに資料を読むの?
みたいに思っていましたし、関連する文献をどうやって
探すのかもわからず、ストレスもたまりました。

▼体験してわかること① 関連文献の読み込み
当時は、水野さんから「関連分野の特許を何件読みました?」とか
聞き返されると、答えをはぐらかされたように思っていましたが(笑)。

これね、実際に特許文献をいくつも読んでみて、
うまくいった体験をすると自分なりに腑に落ちます。

今は、できる限り関連分野のネイティブが書いた特許を複数
部分的に流し読みするようにしています。

訳したい概念が頭に入っていればいるほど、それに対応すると
思われる言葉がいくつも目に入ってきます。

そこまでくれば、あとはインターネットや他の文献で
裏をとればいいわけですから、自分で考えるよりも
より正確な表現になっていると思います。

最初は一語(概念)を探すために関連文献をとばし読みするんですが
実際には、読んだ文献は翻訳対象となる明細書の情報源になりうる
わけだし、周辺の知識の補完にもなりうるのではないでしょうか。

本書のP.40の図がこの説明をしていると思います。

意識的に翻訳をこういう広い視点で眺めると、違う手法・アプローチを
見いだせるかもしれません。

知らない表現を絞り出すのは頭が疲れるけど、周囲の情報を読み進めて
訳語の絞り込む方法は、僕にとっては頭の疲労が少なく感じます。

また、自分が知らなかった表現に出会ったときの喜びがあるので
好きですね。

他の仕事でも、実際に取り組んでいる内容を、一段階抽象化
させて俯瞰できると、何かいいこと思いつけるかも。

▼体験してわかること② 関連図書の購入
最近は、積極的に関連図書を買うようにしています。

といっても、僕の場合はプログラミングの話をしていますが。

本を購入するって非常にコストパフォーマンスが高いと思います。

ここでのこつは、
・必要な答えが得られたらOK(元が取れた)とすること
・本に書いてあること全てを理解しようとしないこと
かなと思います。

インターネットだけを使って調べることに費やす時間を考えると、
書籍に書かれているまとまった情報は、非常に価値が高いですよね。

最近、Macを購入して、さらにWindows 7も使い始めましたが、
迷わず、複数冊のマニュアルを購入しました。

パソコンをいじることが趣味であるのならば、時間をかけながら
ご自身で学ぶのはいいと思います。

ただ、道具として「ある目的の作業を達成するために」パソコンを
使うのであれば、やっぱり書籍の情報って役に立ちますね。

おそらく、翻訳者さんたちにとって、時間は翻訳文を作成することに
かけるのがいいと思うので、調べ物をいかに手早く済ませるか、は
重要なテーマではないでしょうか。

書籍購入も一つの手段ですね。

▼現地調達
『現地調達』という考え方を実践できると、新しい分野に
比較的不安なしで入っていけるように思います。

これは、新しいこと(仕事、趣味)をするときも、新しい分野の翻訳を
するときにも同じことだと思います。

P.49の「『高い語学力』という幻想」の項目に書かれています。

「ましてや語彙の範囲が狭い技術翻訳では、外国語の知識など
『現地調達』で十分です。」

P.64の「覚える必要はない」の項目では、以下のように書かれています。

「大事なのは頭に入っている単語の数でもなければ暗記した
対訳文の数でもなく、必要な情報を必要なときに手に入れる力と、
その情報を適切に処理する力の両方です。」

事前に勉強して準備しておくことではなく、必要になったときに
どう対処できるか?ということが大切なんですよね。

僕はどちらかというと、この考え方でワードプログラミングを
しているので、なんとなくよくわかります。

自分がほしい結果を得られる方法を今まで探してきましたし、
今後も、そうしながらプログラミングをしていくと思います。

だいたい、「配列」という言葉自体を知ったのは、最近です。

言葉を知らなくても、概念は知っていたので、自分のプログラミングで
多用していましたが。

この例はあんまりいい例ではないかも(汗)。

最近は、プログラミングを体系的に勉強している最中ですので
いい学びがあったときにまた紹介しますね。

まだ、書きたいことがあるので、次回に持ち越します。

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