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2010年3月 1日 (月)

語学力ゼロで8ヵ国語翻訳できるナゾ どんなビジネスもこの考え方ならうまくいく (書籍紹介)

とにかく、お買い得!今回も書籍紹介です。

「語学力ゼロで8ヵ国語翻訳できるナゾ どんなビジネスもこの考え方ならうまくいく」

特許翻訳者の水野麻子さんの著書が、講談社から出版されました。

今回から4回にわたって紹介します。

1回目:「考え方の本ですね。(←今回)
2回目:翻訳に関する学び 
3回目:「道具」について考える
4回目:まとめ 

書きたいことはたくさんありますが、僕がこの本から
活用できる一番いいなと思った学びを紹介します。

▼こんな感じの本です。
先に断っておくと、この本は、いわゆる「翻訳のハウツー本」とは
少し違うように感じました。

サブタイトルの「どんなビジネスもこの考え方ならうまくいく」に
あるように、「考え方」の本だと思います。

その「考え方」を「特許翻訳」を事例にして具体的な説明を
しているんですね。

読み手が具体的な課題を念頭に置きながら読むと、
この本の考え方をヒントにして、いい解決策が見つかるかも。

これが、本書の最後のページに書かれていることの意味かなと
思っています。

(引用開始)
本という媒体には、読者が抱えている問題の「答え」を示す
力はありません。書いてある内容とは無関係に、そもそもそういう
ものではないのです。でも、問題解決のヒントを示すことなら
できます。それまで読者の中にはなかった新しい考え方、着眼点、
価値観、情報、物事に対する取り組み方・・・・・・。いずれも読者が
自分の殻を破って大きく成長するための栄養素のようなものと
いえるでしょう。
(引用終了)

そういう「うれしさ」を楽しむ本かなと思います。

以前紹介した、小飼弾さんの「小飼弾の 『仕組み』進化論」
に似た感じです。

抽象化(一般化)された考え方(どんなビジネスでも使えるもの)を
具体例(小飼さんの専門分野「プログラマ」の事例)で説明する
という点において、似ているかなと思いました。

とは言っても、本書にはそのまま使える翻訳のハウツーもたくさん
入っていますよ。

以前少し触れたCTについても、簡単ではありますが書かれているし、
ワイルドカード置換の使い方もかなり詳しく書かれているし。

880円で大変お得です。

▼この本で紹介されている「考え方」とは?
①問題の細分化
②最適な解決手段の選定
③作業のグループ化と並行処理

そんな感じかなと思いました。

ね、翻訳ハウツー本ではお目にかかれないアプローチですよね。

そもそも、翻訳とどう関係しているの?という印象を持たれる
方もいらっしゃるのではないでしょうか。

答えは本書をご覧ください。

これをうまく使いこなせると、品質の向上とスピードの向上が
両方得られるという「うれしさ」があるそうなんです。

水野さんも本書で書かれていますが、この考え方は
家事でも使えるし(P.185)、使い方次第ですね。

▼解決手段の正しさとは? ふと思ったこと。
何事もそういえると思いますが、私たちはある
「手法(解決手段)」を教えてもらうと、その「手法」が解決しようと
していた問題自体を意識せずに、ついつい「手法」を別の
目的のために続けてしまうことってあるように思います。

で、いずれその「手法」がうまく使えない事例にあたった
ときに、うまくいかない理由をその「手法」に求めてしまったり、
その「手法」の正しさを議論し始めてしまうこともよくありますね。

何を達成するための「手法」なのか?という定義もしないで、
「手段」の正しさを検証できるわけないんですけどね。

わかりにくいかな?私は、各国の特許出願業務における考え方とか
イメージして書きましたが。

私の陥りやすいところであり、注意が必要です。

「第2章 知識とは選択肢のこと」を読んでいて、上記のことを思いました。

本書には、「ほんとうの目的を忘れずに」という項があります。

上記の内容とは直接は関係しないのですが、自分の仕事を
振り返るヒントになりました。

本書では、事例として「翻訳に役立つウェブサイト(P.92)」があげられています。

また、第4章の「翻訳メモリと効率化(P.168)」も、そのような考え方に
基づく例だと思います。

▼マクロは解決手段の1つ
私がこのブログで紹介する「ワードマクロ」も、手段の一つに
すぎないと思っています。

私は、解決手段を考えるときに、マクロで自動化できるかな?と
考える癖ができてしまって、それがときおり職場の同僚から私は
「マクロ至上主義」(笑)にみられる結果になっているように思います。

まだ、そこまでは、はまりきれていません(笑)。

ワードマクロ伝道師なら、そのくらいまでいかないとだめかも。
って言うか、いつから伝道師なんだ、自分?

ひとまず、プロセスを分解して考えるトレーニングとして面白いので、
とりあえずなんでもかんでもマクロで対処す方法を考えたり
しています。

だめだなと思ったらマクロにしないですよ。

あと、僕が、どうやったらいいかをぶつぶつと話していると、
相手もつられて自分の考え方を披露してくれたりします。

そういう些細ではありますが、小さな情報交換ってものすごく
役に立つんですね。実は。

で、いただいた相手の思考プロセスを使って、マクロを
より便利なものにしたりしています。

以前ブログで書いたけど、他の人の発想って
むちゃくちゃ役に立ちます。

または、相手の知恵をマクロにせずに、そのまま
使わせてもらったりしています(笑)。これもすごく大事。

そう、マクロを使って解決しなくちゃいけないわけじゃないし。

なので、誘い水として、わざとぶつぶつ言うようにしています。

と、なぜかマクロの話をして、完全に脱線したところで、今回は終了。
感想の続きは、また次回。

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