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2010年3月28日 (日)

「語学力ゼロで8ヵ国語翻訳できるナゾ」をギター教則本との比較で読む(書籍紹介)

最後に「語学力ゼロで8ヵ国語翻訳できるナゾ どんなビジネスもこの考え方ならうまくいく」のまとめです。

1回目:「考え方」の本ですね。
2回目:翻訳に関する学び
3回目:「道具」について考える
4回目:まとめ (←今回)

私は、この本自体は、「仕事の考え方」についての本だと思っています。

「翻訳」という仕事のやり方を具体例にして、「仕事への考え方」が
説明されています。

で、私は、この本が、以下の2つのきっかけになると、特許翻訳業界
が盛り上がって楽しいなと思っています。

1つは、翻訳者が、新しい翻訳方法(目から鱗の方法!)を知ることで、
発想の転換方法や新しいビジネススキルを身につけるきっかけ
になること。

2つめは、翻訳をしたことがない一般のビジネスパーソンの
方々が、翻訳、特に特許翻訳分野に参入するきっかけになること。

著者の水野さんはこのように書いています。

「翻訳業界には根拠のない話やあいまいな言葉がいかに多いか
実感できたと思います。そのひとつひとつにおいて本質を見極める
ことができれば、あっというまに実力をつけることができます。」

つまり、この業界ですでに働いている人にとっては、
一歩ぬきんでるヒントが入っているし、この業界の外の
方には、業界の常識を破って、一気に実力をつけることが
できるヒントが入っているのです。

いいチャンスと思いませんか?

▼翻訳者にとって
私は特許翻訳者であるため、著者が本書で紹介する事例の
一つ一つが非常にわかりやすく感じられます。

そのために、著者が提案している「細分化」や「並行処理」の意味を
具体的にイメージできると思います。

▼翻訳をしていないビジネスパーソンにとって
この本で紹介されている事例や考え方は、「ハック」や「仕事の効率化」に
興味がある方であれば、比較的なじみがあるものかもしれません。

よって、この考え方に慣れており、さらにご自身の実務でその考え方
を応用されているのであれば、翻訳者としての成功も非常に近いところに
いるのかもしれませんね。

新しい考え方が入ってくると、翻訳業界も盛り上がってくるのではないでしょうか?
一緒に情報交換したいですね。

▼この本の面白いところ。
それは、ブログと連動しているところ。

一般に、ブログを通じて読者と著者とが直接情報交換をすることは
あると思うのですが、本書の場合には、書籍で書ききれなかったことを
ブログで公開したり、内容をさらに深めたりしているところが楽しみどころ。

たとえば、こちらに、補足記事が多数紹介されています。

また、こちらの、ワイルドカード置換の例は、深掘りした内容が記載されています。

このように、考え方だけにとどまらず、具体的に用いることで効果が
実感できるものも多数公開されているところに、本書のおもしろさが
あると思います。

▼で、ギターの教則本との共通点?

この「読めば上達!! ギタリストの盲点」も、ギターの教則本にもかかわらず、
弾き方よりも考え方重視の本なのです。

最近、学生時代に始めたギターを、また練習し始めたのですが、
そのために手にした本書は非常にすばらしい!!

仕事に応用できる学びが入っています。

▼質問って大切
この本で投げかける質問に、以下のようなものがあります。

「そもそもプロ・ギタリストの定義とは何でしょうか?」(P.7)
「良い演奏と悪い演奏」(P.27)
「しかし、何を根拠に私たちは、上手下手を判断しているのでしょうか?」(P.35)
「音楽理論は必要か否か」(P.47)

「語学力ゼロで・・・」と同じような質問のオンパレードです。

練習方法として、「合理的な練習」を定義した後に、
細分化されたそれぞれの要素について説明が加えられる。

しかも、それらの細分化された要素を「同時に」学ぶことが
合理的な練習であるとしています。

音楽理論についても、すべてを覚えることは無理という前提
で話をしています。

その必要性について「議論するのであれば、『どの程度必要か』を
題材にすべきです。」(P.49)と切り口を設定しています。

そして、「わからない事が出てきた時に、学習すればよいと思います。」
(P.50)と書いています。

そりゃそうだ。。。ついつい音楽理論を知らない自分を正当化しようとして
「音楽理論なんていらない!」と叫んでしまってません?

▼ギターのオーディションと翻訳のトライアル
本書のP.10にオーディションで起用されるギタリストの例が書かれています。

これは、「語学力ゼロで・・・」の著者のブログにある、翻訳トライアルについて書かれた
こちらの記事にちょっと似ていますね。

また、P.25にオーディションでの審査官からのコメントの受け取り方が
紹介されています。

「君の弾いた前半のあれは、かっこいいね。でも、後半○○○スケールに
なってからが、かっこわるかった・・・」

これを、

「君の弾いた前半のあれは、僕は好きだった。でも、後半○○○スケールに
なってからが、僕の趣味には合わなかった・・・」

と書き換えて解釈するという提案がされています。

つまり、好き・嫌いは本人の趣向の問題であって、オーディションの
ギタリストのに強要すべきものではないという考え方です。

よって、コメントをもらった本人が考える点も違ってきますよね。
詳細は、P.26をご覧ください。

これって、翻訳のトライアルで使える考え方じゃないでしょうか?

または、私たち翻訳(学習)者が通信講座や翻訳学校でのコメントの
解釈で使える考え方じゃないでしょうか?

私はトライアルを受けたことはありませんが、一般に書かれている翻訳業界の
書籍や自身の翻訳通信講座の受講経験から、同じようなことを感じます。

つまり、採点者の好きな書き方(かっこいい書き方)を強要されうる状況に
なるという面で、同じですよね。

私自身は通信講座でのコメントにへこんだ時期もありました。

よりよい商品を提供するためには、他者からいただく評価を上手に受け取ることは、
大切なことですね。

▼思考のくせ
「ギタリストの盲点」では、練習時間がないからギターがうまくならないという悩みに対して、
どうやったら短い時間で練習できるのか説明されています。

さらに、限られた練習環境の中で努力してプロになった人の話も紹介されています。
さらには1日1分しか練習できない場合の効果的な練習方法まで紹介されています。

アドバイスは、常に具体的な行動方法で締めくくられているんです。ここが面白い。

私たちは自分の「思考のくせ」によって縛られているところってあると思います。
私なんかは、「できない理由」を考え出すことは非常に得意です。

でも、ここで自分の「思考のくせ」を意識的に「できる理由」を考えることに
向けられたら、今までとは違う行動になるんじゃないかな?と思わずにはいられません。

苦境の中でプロになったギタリストの話なんて、いいですよ。(P.80)

「語学力ゼロ・・・」でも「思い込み」としてP.20から紹介されていますが、
こういう固定観念に縛られない発想ができると仕事のやり方って変わっていきますね。

▼論理的な思考の大切さ
彼は、非常に論理的に物事をとらえていると感じました。

そして、それが彼のギタリストとしての成功とギター講師としての成功に
繋がっているのではないでしょうか?

翻訳に、音楽家の仕事の考え方をそのまま応用できるとは思いませんが、
言葉を定義したり、細分化したものに対処する方法や、繰り返し練習(作業)の
徹底的な合理化などは、通じるものがあります。

また、ギターを学ぶ方であれば、著者の事例の意味がよくわかる
と思いますので、「仕事へ使える考え方」につなげることも可能かも。

ちょうど、「語学力ゼロ・・・」と同じようなニュアンスの本に出会ったので、ついでに
紹介してしまいました。

私は、こういう感じの「考え方」の本が好きですね。

ただ、私のように、読んでいるだけでは、一向にギターは弾けるようには
なりませんので、ご注意を。

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2010年3月23日 (火)

第3回目 語学力ゼロで8ヵ国語翻訳できるナゾ どんなビジネスもこの考え方ならうまくいく (書籍紹介)

今回で感想は第3回目。最終回と思って書きましたが、まとめ記事を後に書き足しました。

1回目:「考え方」の本ですね。
2回目:翻訳に関する学び
3回目:「道具」について考える (←今回)
4回目:まとめ

今回は、この本の中で、「道具」に関して書かれたノウハウについての感想です。

いくつかありますが、自分が実践しているものを中心に紹介したいと思います。

(項目)
ゼムクリップを使う(P.129)
脱マウス宣言(P.166)
キーボードはとっておこう(P.167)
見直しと校正作業の自動化(P.174)
翻訳ソフトで見直し(P.177)
表から見える機能にとらわれない(P.151)

▼ゼムクリップを使う(P.129)
まず最初にゼムクリップ。これを「○○」がわりに使うんです。
何に使うかは、本書をご覧ください。

これ面白いですよ。
こういう発想の例って、他のことのヒントになりますね。

こういった簡単にできること、是非試してみてください。
普段の仕事に少し変化が出て楽しめます。

▼脱マウス宣言(P.166)
おすすめです。

マウスをできるだけ使わないようにしているうちに思いついたのが
こちらの「指先でズーム」。おすすめです。

今では、これなしでは、ノートパソコン使えないですね。

ショートカットキーを使うようになると、作業の操作方法が変わります。
そうするとスピードもかわります。

こういうスピードの上げ方ってお得だと思います。汗書く必要ないし。

私は、ショートカットを覚えるために壁にメモを貼付けてあります。

自分でもマクロをショートカットに登録するのでうっかりすると
忘れてしまうんです。

ちなみに、P.166に紹介されている[Ctrl] + [スペースキー] 
これものすごく便利です。

書式を解除するものなのですが、文字列を選択していても
選択していなくても使えます。

仕事上必要な人には、ぜひ試していただきたいですね。
たまにある「ワードのよくわからない動き」への対処にも使えますよ。

なぜかアルファベットが大文字になってしまうとか、そういう
時に使えます。いらいらを明るく解消しましょう!

▼キーボードはとっておこう(P.167)
この項目で紹介されているRealforceですが、私も使っています。

職場では、依然としてマイクロソフトのNatural Ergonomic Keyboard 4000を
使っていますが、自宅では Ergonomic Keyboard から Realforceにのり変えました。

いいですよ。
感覚的なことしかいえませんが、文字を入力するときの気持ちがいいです。

入力スピードの向上はわかりません。

Ergonomic Keyboard だと、パームレストで手が休んでいて
「お休みしている感」があるのですが、

RealForceだと手が幾分か緊張していて「仕事している感」があります。

あと、自分へのご褒美でもあると思います。

物書きの方なら、キーボード手ずっとさわり続けるものですから、
気分が乗ってくるものを使うのって、すごく心にやさしいと
いうか、モチベーションがあがるいいご褒美だと思います。

▼見直しと校正作業の自動化(P.174)
水野さんの私塾でこの関連の話を聞いたときに作ったのが
こちらのマクロです。(日英対訳表

比較をできるだけ自動化。

人間が見ると時間がかかるけど、機械がやると一瞬ってこと
ありますからね。

▼翻訳ソフトで見直し(P.177)
これ、目から鱗。

結局、こういう発想って大切というか、こういう使い方で
「翻訳ソフト」のもとをとれたと思えるかどうか。。。

ついつい、すべての機能を使い倒さないと損した気分に
なってしまいます。貧乏性ですね。

そのために、無駄な時間とか使ったりしては、もっと
もったいない。

そういう「貧乏性」な思考ぐせから抜け出すように日々努力中です。

▼表から見える機能にとらわれない(P.151)
これが第3章「生き残りのカギは発想の転換にあり」の
まとめの段落に書かれています。

ゼムクリップの使い方も、翻訳ソフトの使い方もそうですが、
自分の目的にあったものを取捨選択するって面白いですね。

なかなか真似するのは難しいんですが、こうやって教えてくれた
発想自体を使うことは簡単ですね。

すぐパクリましょう!!で、効果を楽しみましょう。

そして自分でもいろいろと工夫して行けたら、日々の仕事が
もっと楽しくなりますね。

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2010年3月 6日 (土)

前回の続き 語学力ゼロで8ヵ国語翻訳できるナゾ どんなビジネスもこの考え方ならうまくいく (書籍紹介)

前回のブログにて、
「語学力ゼロで8ヵ国語翻訳できるナゾ どんなビジネスもこの考え方ならうまくいく」
を紹介したのですが、その続きです。

1回目:「考え方」の本ですね。
2回目:翻訳に関する学び (←今回)
3回目:「道具」について考える
4回目:まとめ 

今回は、翻訳に関するトピックで感想を書いてみました。

▼訳語探し① 事例紹介
書籍にかかれている事例は、翻訳者の方であれば
納得・経験済みのこともあるかもしれません。

訳語の探し方の事例として、P.50~54に「空間格子」
があげられています。

これは面白いですね。
インターネットを用いた訳語探しの醍醐味が味わえます。

私はもともと「イカロス出版の特許翻訳講座」を
通信講座で受講しました。(現在は講座受付終了)

そのテキストの監修をしていたのが本書の著者である
水野さんです。

この講座のテキストには、訳語探しの試行錯誤の過程が
事細かに記されていて、ほかに類を見ない内容でした。

残念ながら「特許翻訳講座」はもう受講することができませんので、
その簡易版として、この「空間格子」の事例をお読みください。

実際に意味を理解したり、訳語を探したりすることの
疑似体験ができます。

私がなんで「Google検索」をしつこくおすすめするのか、
わかっていただけるかも。

→「右クリックでGoogle!マクロ」はこちら
→翻訳にインターネットを使う方法はこちら

▼訳語探し② そこまでするか?
「問題解決のための細分化」として、P.39に以下のように
書かれています。

「ひとつの仕事だけのために特許明細書の50や100は
読まないと先に進めないことなど、日常茶飯事でした。
同様に、専門書(和書と洋書)を何冊も買い込んで読むと
いうのも、当たり前でした。」

「ネイティブも納得の英文を簡単に作る方法」として
P.55に以下のようにさらりとまとめてあります。

「コツは、勉強するのではなく調べて読むこと、訳すのでは
なくて真似をすること、ですね。」

これについて、「?」の方、是非本書をお読みいただいて、
ご自身で体験(実験)をしてみてください。

僕も、水野麻子さんの私塾に通っていた最初の頃は、
水野さんが言っている意味がわかりませんでした。

一つの訳語のために、なぜそんなに資料を読むの?
みたいに思っていましたし、関連する文献をどうやって
探すのかもわからず、ストレスもたまりました。

▼体験してわかること① 関連文献の読み込み
当時は、水野さんから「関連分野の特許を何件読みました?」とか
聞き返されると、答えをはぐらかされたように思っていましたが(笑)。

これね、実際に特許文献をいくつも読んでみて、
うまくいった体験をすると自分なりに腑に落ちます。

今は、できる限り関連分野のネイティブが書いた特許を複数
部分的に流し読みするようにしています。

訳したい概念が頭に入っていればいるほど、それに対応すると
思われる言葉がいくつも目に入ってきます。

そこまでくれば、あとはインターネットや他の文献で
裏をとればいいわけですから、自分で考えるよりも
より正確な表現になっていると思います。

最初は一語(概念)を探すために関連文献をとばし読みするんですが
実際には、読んだ文献は翻訳対象となる明細書の情報源になりうる
わけだし、周辺の知識の補完にもなりうるのではないでしょうか。

本書のP.40の図がこの説明をしていると思います。

意識的に翻訳をこういう広い視点で眺めると、違う手法・アプローチを
見いだせるかもしれません。

知らない表現を絞り出すのは頭が疲れるけど、周囲の情報を読み進めて
訳語の絞り込む方法は、僕にとっては頭の疲労が少なく感じます。

また、自分が知らなかった表現に出会ったときの喜びがあるので
好きですね。

他の仕事でも、実際に取り組んでいる内容を、一段階抽象化
させて俯瞰できると、何かいいこと思いつけるかも。

▼体験してわかること② 関連図書の購入
最近は、積極的に関連図書を買うようにしています。

といっても、僕の場合はプログラミングの話をしていますが。

本を購入するって非常にコストパフォーマンスが高いと思います。

ここでのこつは、
・必要な答えが得られたらOK(元が取れた)とすること
・本に書いてあること全てを理解しようとしないこと
かなと思います。

インターネットだけを使って調べることに費やす時間を考えると、
書籍に書かれているまとまった情報は、非常に価値が高いですよね。

最近、Macを購入して、さらにWindows 7も使い始めましたが、
迷わず、複数冊のマニュアルを購入しました。

パソコンをいじることが趣味であるのならば、時間をかけながら
ご自身で学ぶのはいいと思います。

ただ、道具として「ある目的の作業を達成するために」パソコンを
使うのであれば、やっぱり書籍の情報って役に立ちますね。

おそらく、翻訳者さんたちにとって、時間は翻訳文を作成することに
かけるのがいいと思うので、調べ物をいかに手早く済ませるか、は
重要なテーマではないでしょうか。

書籍購入も一つの手段ですね。

▼現地調達
『現地調達』という考え方を実践できると、新しい分野に
比較的不安なしで入っていけるように思います。

これは、新しいこと(仕事、趣味)をするときも、新しい分野の翻訳を
するときにも同じことだと思います。

P.49の「『高い語学力』という幻想」の項目に書かれています。

「ましてや語彙の範囲が狭い技術翻訳では、外国語の知識など
『現地調達』で十分です。」

P.64の「覚える必要はない」の項目では、以下のように書かれています。

「大事なのは頭に入っている単語の数でもなければ暗記した
対訳文の数でもなく、必要な情報を必要なときに手に入れる力と、
その情報を適切に処理する力の両方です。」

事前に勉強して準備しておくことではなく、必要になったときに
どう対処できるか?ということが大切なんですよね。

僕はどちらかというと、この考え方でワードプログラミングを
しているので、なんとなくよくわかります。

自分がほしい結果を得られる方法を今まで探してきましたし、
今後も、そうしながらプログラミングをしていくと思います。

だいたい、「配列」という言葉自体を知ったのは、最近です。

言葉を知らなくても、概念は知っていたので、自分のプログラミングで
多用していましたが。

この例はあんまりいい例ではないかも(汗)。

最近は、プログラミングを体系的に勉強している最中ですので
いい学びがあったときにまた紹介しますね。

まだ、書きたいことがあるので、次回に持ち越します。

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2010年3月 1日 (月)

語学力ゼロで8ヵ国語翻訳できるナゾ どんなビジネスもこの考え方ならうまくいく (書籍紹介)

とにかく、お買い得!今回も書籍紹介です。

「語学力ゼロで8ヵ国語翻訳できるナゾ どんなビジネスもこの考え方ならうまくいく」

特許翻訳者の水野麻子さんの著書が、講談社から出版されました。

今回から4回にわたって紹介します。

1回目:「考え方の本ですね。(←今回)
2回目:翻訳に関する学び 
3回目:「道具」について考える
4回目:まとめ 

書きたいことはたくさんありますが、僕がこの本から
活用できる一番いいなと思った学びを紹介します。

▼こんな感じの本です。
先に断っておくと、この本は、いわゆる「翻訳のハウツー本」とは
少し違うように感じました。

サブタイトルの「どんなビジネスもこの考え方ならうまくいく」に
あるように、「考え方」の本だと思います。

その「考え方」を「特許翻訳」を事例にして具体的な説明を
しているんですね。

読み手が具体的な課題を念頭に置きながら読むと、
この本の考え方をヒントにして、いい解決策が見つかるかも。

これが、本書の最後のページに書かれていることの意味かなと
思っています。

(引用開始)
本という媒体には、読者が抱えている問題の「答え」を示す
力はありません。書いてある内容とは無関係に、そもそもそういう
ものではないのです。でも、問題解決のヒントを示すことなら
できます。それまで読者の中にはなかった新しい考え方、着眼点、
価値観、情報、物事に対する取り組み方・・・・・・。いずれも読者が
自分の殻を破って大きく成長するための栄養素のようなものと
いえるでしょう。
(引用終了)

そういう「うれしさ」を楽しむ本かなと思います。

以前紹介した、小飼弾さんの「小飼弾の 『仕組み』進化論」
に似た感じです。

抽象化(一般化)された考え方(どんなビジネスでも使えるもの)を
具体例(小飼さんの専門分野「プログラマ」の事例)で説明する
という点において、似ているかなと思いました。

とは言っても、本書にはそのまま使える翻訳のハウツーもたくさん
入っていますよ。

以前少し触れたCTについても、簡単ではありますが書かれているし、
ワイルドカード置換の使い方もかなり詳しく書かれているし。

880円で大変お得です。

▼この本で紹介されている「考え方」とは?
①問題の細分化
②最適な解決手段の選定
③作業のグループ化と並行処理

そんな感じかなと思いました。

ね、翻訳ハウツー本ではお目にかかれないアプローチですよね。

そもそも、翻訳とどう関係しているの?という印象を持たれる
方もいらっしゃるのではないでしょうか。

答えは本書をご覧ください。

これをうまく使いこなせると、品質の向上とスピードの向上が
両方得られるという「うれしさ」があるそうなんです。

水野さんも本書で書かれていますが、この考え方は
家事でも使えるし(P.185)、使い方次第ですね。

▼解決手段の正しさとは? ふと思ったこと。
何事もそういえると思いますが、私たちはある
「手法(解決手段)」を教えてもらうと、その「手法」が解決しようと
していた問題自体を意識せずに、ついつい「手法」を別の
目的のために続けてしまうことってあるように思います。

で、いずれその「手法」がうまく使えない事例にあたった
ときに、うまくいかない理由をその「手法」に求めてしまったり、
その「手法」の正しさを議論し始めてしまうこともよくありますね。

何を達成するための「手法」なのか?という定義もしないで、
「手段」の正しさを検証できるわけないんですけどね。

わかりにくいかな?私は、各国の特許出願業務における考え方とか
イメージして書きましたが。

私の陥りやすいところであり、注意が必要です。

「第2章 知識とは選択肢のこと」を読んでいて、上記のことを思いました。

本書には、「ほんとうの目的を忘れずに」という項があります。

上記の内容とは直接は関係しないのですが、自分の仕事を
振り返るヒントになりました。

本書では、事例として「翻訳に役立つウェブサイト(P.92)」があげられています。

また、第4章の「翻訳メモリと効率化(P.168)」も、そのような考え方に
基づく例だと思います。

▼マクロは解決手段の1つ
私がこのブログで紹介する「ワードマクロ」も、手段の一つに
すぎないと思っています。

私は、解決手段を考えるときに、マクロで自動化できるかな?と
考える癖ができてしまって、それがときおり職場の同僚から私は
「マクロ至上主義」(笑)にみられる結果になっているように思います。

まだ、そこまでは、はまりきれていません(笑)。

ワードマクロ伝道師なら、そのくらいまでいかないとだめかも。
って言うか、いつから伝道師なんだ、自分?

ひとまず、プロセスを分解して考えるトレーニングとして面白いので、
とりあえずなんでもかんでもマクロで対処す方法を考えたり
しています。

だめだなと思ったらマクロにしないですよ。

あと、僕が、どうやったらいいかをぶつぶつと話していると、
相手もつられて自分の考え方を披露してくれたりします。

そういう些細ではありますが、小さな情報交換ってものすごく
役に立つんですね。実は。

で、いただいた相手の思考プロセスを使って、マクロを
より便利なものにしたりしています。

以前ブログで書いたけど、他の人の発想って
むちゃくちゃ役に立ちます。

または、相手の知恵をマクロにせずに、そのまま
使わせてもらったりしています(笑)。これもすごく大事。

そう、マクロを使って解決しなくちゃいけないわけじゃないし。

なので、誘い水として、わざとぶつぶつ言うようにしています。

と、なぜかマクロの話をして、完全に脱線したところで、今回は終了。
感想の続きは、また次回。

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2010年2月21日 (日)

Word 2000 Developer's Handbook これ見た目も辞書です (書籍紹介)

最近使っているワードマクロの辞書。

1271ページで厚さが7.5センチほどある本なのです。
まさしく辞書です。

2010年2月21日現在、日本のアマゾンで3938円で中古で売られていますが、
私がアメリカのアマゾンから購入したときは、1ドルを切っていました。
(93セントだったような気がします。今日確認したら、4ドル73セント。)

送料が12ドルだったので、13ドルくらいで購入。お得でした。

値段のお得度合いも大切ですが、内容の充実度合いも大切ですね。

40ページ以上が索引ページにさかれていて、
それだけでも手元に置いておく価値があります。

わからない表現があるときには、まず、この辞書で引く、
みたいな使い方です。

私がこれを購入したのは2009年6月ごろだったと思うので
半年以上使っています。

正直、例文はあまり載っていないのですが、細かな項目の
説明文が非常に充実しています。

たとえば、オートコレクトや定型句の考え方など、説明が細かく書かれて
いるので、ワードというソフト全体の思想みたいなものが少し
理解できる気がします。

興味がない方には、あんまり必要ないかもしれませんが、何かしら
ソフトウェアを作っている方々には、役に立つ情報かも。

あとは、ファイルやフォルダ自体が存在するのかどうかを
確認する慣用句があるのですが、それを知ったのはこの本です。

今までは、エラーメッセージで回避していたのですが(存在しない
ファイルを開いたり削除しようとするとエラーが表示されるから)、
今は、エラーを表示させるのではなく、積極的にファイルが存在
するかどうかをチェックするようになりました。

なぜ、「Word2000」なのか?なんですが、「Word2003」以降は、この
シリーズは販売されていないみたい。

私には十分な情報です。未だ、一部しか読んだことありません。

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2010年2月13日 (土)

「プログラマー現役続行」(柴田芳樹著) 書籍紹介

「35歳プログラマー限界説」って言葉があるそうです。

私がプログラミングを学び始めたのは33歳で、
今2年がたって私は35歳になりました。

おそらく、「35歳プログラマー限界説」というのは
プロでプログラマーをやっている方々に対する説なので
私には当てはまらないですよねー。わかっております。

私の立場は全くちがうので「限界説」は全く信じていない
というか、論じる資格がないというか。

で、私の立場からは、むしろ逆に、私は今の年からプログラミング
を学び始めるのは、いいことだとと思っています。

私は、「社会人として仕事の進め方のこつを覚えて、
かつ、俯瞰的に社内の業務を眺めることができるような
私たちの世代」が、プログラミングを習うって非常に
意味があることだと思っています。

また、新しいことを学ぶ力・習慣が薄れがちなこの年代で、
楽しみながら仕事や会社や社会に貢献できることを習ってみる
って、いいチャレンジだと思うんですよね。

プログラミングをすることで、論理的思考を訓練したり、
自分の仕事に付加価値をつけたり、社内の業務改善に貢献して
いくってすてきなことだと思って人にすすめています。

VBAはいいですよ。解説書もかなり出ていてわかりやすい。
なんとなく動きますし、効果も実感しやすいので、
そこに喜びが見いだせます。

でも、、、、、

最近は、つぎはぎの知識ばかりでとりあえず動くプログラム
ばかりを作っている気がして、幹がないような気がしていました。

「プログラミング道」的な、自分の力を磨く方法の
アドバイスを渇望していた時期にこの本に出会い、
いい刺激をもらいました。

先日紹介した「SEの読書術」を紹介する1ヶ月くらい
まえに、この「プログラマー現役続行」を読んで、
柴田芳樹さんを知りました。

プログラマーとして必要な能力をいくつか書かれて
いたのですが、以下の7つが紹介されていました。

・論理思考力
・読みやすいコードを書く力
・継続学習力
・コンピュータサイエンスの基礎力
・朝型力
・コミュニケーション力
・英語力

これ、特許技術者としても非常に必要とされている力、
あと、ビジネスマン全般に必要な力かもしれないですね。

職場の尊敬する先輩・同僚の仕事力そのものじゃないですか。

とうぜん、「読みやすいコードを書く力」というのは、
「読みやすい『文章』を書く力」と読みかえるんですが。

「コンピュータサイエンスの基礎力」は、
「ご自身の専門分野の基礎力」のことですよね。

この本には、それぞれの項目について、具体的に
著者が何にとりくんできたのかが説明されてあり、
非常に参考になります。

私が一番おもしろいなと思ったこと、また、特許事務所の
特許技術者・特許翻訳者の能力向上に使えるなと思った
ことは、「グループで、コードレビューをする方法」です。

「初級者」が書いたコード(プログラム文)を、「中級者」、
「上級者」の少なくとも3者でレビュー(内容確認)をする
という方法。

私がよい例ですが、「初級者が書いたコード」っていうのは
初級者本人の限られた知識の中での思い込みで書かれている
ことってありますね。

この想定されている使用環境で使われる限りは大丈夫だと
確信して、エラー対応のコードを書くんですが、実際には
私が想定できる使用環境なんて、たかがしれていますね。

なので、私が書いたコードには穴がある。

でも、一人でやっていても気がつけない。
自分は「これこれこういうつもり」で書いているわけだから。

これは、翻訳もそうだし、特許技術者の書く文章もそうだし、
ビジネス文書でもそうだし、結局、どんなところでも同じ
ことが起こりますね。

で、柴田芳樹さんが提唱しているコードレビューは、

①初級者が書いたコード(プログラム文)を、中級者が読んで、
その内容を説明する。

②で、中級者が読んでいるものを、となりで初級者が聞いている
わけです。

自分が「○○のつもり」で書いたコードを他人がどう読むのか
客観視するんです。

で、中級者ができるかぎりその間違いや、想定の違いを
指摘してその場で修正していく。

③上級者は、その中級者が修正する様を確認するんです。

上級者は中級者の育成をする立場にありますから、中級者の
思考が正しい順序・観点で行われているのか見るんですね。

時には、上級者が中級者に助言をしたりするんだそうです。

これ、すごく面白いなと思いました。

うちの事務所でも応用がきくなと思いました。

技術翻訳ってまず原文を正確に読み込む「国語力」や、その分野の
「技術の理解力」と、その読み取った理解をほかの言語に移し替える
「表現力」みたいなものが必要じゃないですか。

だから、その段階のどこかで間違えるとアウトプットされる翻訳文
は間違いが含まれてしまうわけですよね。

さらに、クレームを書いたりするときには、その言葉が持つ
裁判での判例の解釈などの知識も必要になってきたり、
総合力が必要になりますよね。

少なくとも、クレームの翻訳で、こういうグループのレビューが
できると、非常に面白いなと思います。

時間がかかりますけどね。

機会をもうけてどっかで試したいな。と思っています。

あと、本書で紹介されていた本を購入してみましたが、
非常によいものがありました。

いつかレビュー書きたいと思います。

なんだかやたらと話が飛びましたが、伝えたいことは、

「35歳からのプログラミングってなかなかすてきな趣味ですよ」
ということと

「『プログラマー現役続行』に紹介されているのスキルの
磨き方は、特許事務所でも使えそうだ」

ということです。

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2009年12月26日 (土)

「SEの読書術」 あなたにあったプログラミングの学習法が見つかる!

今日から冬休みが始まりました。
プログラミング三昧の日々が楽しみです。

そういえば、昨年の冬も、プログラミングばっかり
していましたね。

今年の冬も、いいアイディアがでて、より便利な
プログラムができるといいなと思います。

ちなみに、メルマガでは書きましたが、13年間
書きためてきた住所録のデータを先日消失しました。

結果、年賀状を送ることができない友人や恩師が
いらっしゃいます。

この場をお借りして、早めに謝っておきます。
年賀状を出せなくてすみません。

良いお年を。

前置きが長くなりましたが、今日は、最近読んだ
本の紹介です。

「SEの読書術」です。

最近は、「一流とされるプログラマーがどのような思考で
日々学習しているのか、もしくはプログラムを作っている
のか?」に興味があって、時々この分野の本を読みます。

その中で出会った本です。

10名のSEへのインタビューを通して、それぞれの
読書の方法やおすすめ書籍が書かれています。

見開きで2つくらいの見出し(キーワード)が書かれてて、
そのキーワードをとばし読みするだけでもちょっとした
ヒントを得られると思います。

これ、プログラマーを目指す人だけでなくて、翻訳者の
方々にもお勧めです。

プログラミングと翻訳作業って似たところがあると思うんです。

一流の人でも、新人でも、ひとまず商品が作れる、という点において。

そして、一流と新人との差を的確に説明して、その差を埋める
方法を説明できる人がなかなか現場にいない、という点において。

結局、「精神論」であったり、「長く続けることが成長の秘訣」と
いう結論に達しやすい業界じゃないでしょうか。

「センスが大切」、とか。

あ、これ、どの分野の仕事でも同じことなのかもしれないですね。

私はまだ特許技術者としても特許翻訳者としても経験が浅いので、
そのような考え方が間違っているとは言い切りません。

しかし、長く続けることだけが成長の秘訣ではない、とは
いえると思っています。

なんとなく、自分の成長に鈍化を感じたり、よりよいSEや翻訳者
としてお客さんに貢献したい、会社の業績に貢献したい、という
方にとっては、いろんなヒントがつまっていると思います。

10名のインタビューから、SEのあり方、SEとしての学習方法、
SEとしての成果の出し方など、いろんな考え方があることが
わかります。

私は、登場する柴田芳樹さんの他の著書も読んだこともあって、
柴田さんの考え方に非常に共感しました。

自分にあった考え方の師匠に出会えるかもしれませんよ。

そうしたら、日々の仕事がもっと楽しくなるかもしれないし、
確信を持って日々の学習ができるようになるかもしれませんね。

キーワード
・美術への関心
・技術書以外の書籍を読むことの大切さ
・自分流の学び方を確立していること(洋書 or 和書、入門書 or 専門書など)
・繰り返して読む、時間をかけて読む
・本の選び方
・継続することの大切さ
・新しいプログラミング言語の学習の仕方

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2009年10月 3日 (土)

あの手・この手の特許翻訳 (ブログの紹介)

特許翻訳のノウハウを公開しているブログです。

http://www.zoomin.co.jp/patbank/rensai/sugiyama.html

このブログの著者である杉山範雄さんのセミナーに
参加しました。

http://www.zoomin.co.jp/patbank/school/honyakuPCsemi.html

杉山さんは、SimplyTermsという翻訳支援ソフトや
自作の秀丸マクロを用いて、特許翻訳の品質向上と
速度向上とを実践されています。

SimplyTermsというのは、特許翻訳者の井口耕二さんが
開発したフリーソフトであり、俗に言う「上書き翻訳」という手法の
支援ソフトです。

水野麻子さんのCT方式と同じ考え方です。

コンピュータと人間との翻訳作業の役割分担をします。

結果、「人間がすべきところ」に注力することができるので、
品質の向上と速度の向上が両方達成できるわけです。

ちなみに、私は水野麻子さんのCTユーザーなので
上書き翻訳の威力は、日々感謝しながら体験しております。

ワードマクロを習うと、CTソフトの改良ができるので
さらなる業務効率の向上が期待できます。いいですよ。

話がそれましたが、杉山さんのセミナーはすばらしかったです。

ワードマクロ作りは、つくづく、アイディア勝負だと思って
いるのですが、杉山さんの秀丸マクロも、たくさんの
アイディアがつまっていました。

杉山さんのきめ細かな作業フローは、「そこまでやるの?」
みたいな内容もありました。

普通面倒でやらないことも、品質向上のためにされていました
ので、こういうところが差別化の一つなんだなと実感しました。

で、そういう「そこまでやるの?」の作業は、マクロで
実行するので、一瞬です。

すてきな役割分担の関係です。

ブログには、そういう翻訳作業の考え方や、実際の翻訳手法
についても書かれています。

参考にしながら、いい仕事をしたいですね。

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2009年9月26日 (土)

VBA for DUMMIES 5th Edition (マクロ本の紹介)

VBA本の紹介です。初めて買った洋書です。

ワード専用のマクロ本があることを知らなかった頃、
とにかくVBAの情報源がほしいと思って購入しました。

ワードだけではなく、エクセルやアクセスなどのマクロ
についても説明されていますし、一応、VBA初心者を
対象に書かれたことになっています。

アメリカのアマゾンの書評をみると、けっこう酷評が目立ち
ますが、その理由が、「初心者に難しすぎる」だと思います。

1年以上前に購入したと思うのですが、使う部分は
未だに一部だけです。

私が1年間くらい手元に置いて、良かったと思う点と
やっぱり使いにくいと思う点をまとめました。

▼おすすめする理由

①表紙の裏にある「Cheat Sheet」が使えます。

cheat sheetとは、カンニングペーパーの意味ですが、
これが本当に役に立ちます。

最近は、このカンニングペーパーしか見ていません。

一覧表とその説明が載っているので、ちょっとしたときに
すぐに思い出せます。

・VBAで使えるショートカットキーの一覧 Alt + F11 Alt + F8など
・VBAの共通ファンクション一覧 InputBox, MsgBox, CStr, CIntなど
・変数の種類一覧 Boolean, Date, Double, Integerなど

②Chapter17:Ten Kinds of VBA Resources

ここに、Newsgroupへの登録やMZ-Toolsが紹介されていました。

今では、ワードマクロを作る上で欠かせない情報源であり
ツールになっています。

③Indexページを辞書として活用

以前も紹介したかもしれませんが、この手のマクロ本を
私は隅から隅まで読んでいるわけではありません。

何かほしい情報があったときに調べるために使っています。

この本は、Indexが比較的細かく載っているので、
自分の調べたいメソッドやプロパティの項目がわかる場合
には、その言葉をIndexで調べています。

▼使いにくいと思う点
①記載されているプログラム文は読みにくく感じます。

自分の力不足ではあるのですが、初心者向けというわりに
用語の説明が少ないように感じます。

今もなお、参考例文として使うには難しすぎます。

②Word2007をベースに説明しています。

私はWord2003を使っているので、Word2007の画面だけで
説明してある本書は使いにくく感じてしまいます。

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2009年9月 5日 (土)

Wordでテキパキ 定型処理&日常業務 (書籍紹介)

またまた関連書籍の紹介です。

例の「ワードで実践」マクロ本の著者である西上原裕明さんの別の本を紹介します。

最近、私はワードのスタイルを学び始めたのですが、本書にもスタイル処理関連の情報がたくさん記載されています。

前回紹介した「エンジニアのためのWord再入門講座」は、どちらかというと、ワードを使いこなしている人向けのさらにひとつ上の段階の知恵が書かれているように思います。

この「Wordでテキパキ」は、まだワードの動作をはっきりとは理解しきれていない人向け、かもしれません。

私の場合、「エンジニアのための」でヒントを得たものの、具体的なやり方がわからない場合に、この「Wordでテキパキ」を読んで理解しています。

本書の「はじめに」に書かれているように、「いらない機能は気にしない」というスタイルで本書はまとめられているので、ちょうどいいくらいに機能が紹介されていると思います。

スタイルを学びたい方にお勧め。

スタイル以外にもオートコレクトやツールバーの作り方、ショートカットキーの登録など、おなじみの機能が多くの図(Word2003だと思います)で説明されているので分かりやすいと思います。

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